当の本人はワキガを自覚していないのに、身近な人は迷惑しているということがあります。ある日突然、ワキガであることを指摘されると、とても困惑し、びっくりすると共に、落ち込んでしまうことがあります。肉や油ものの少ない食事に切り替えたり、制汗スプレーを使ったり、汗をこまめに拭いたとしても、臭いの除去は難しいといいます。残念ながらワキガの臭いをすべて解消してしまうことは、出来ない場合も少なくありません。家庭でできるワキガ対策で不十分な場合は、病院でワキガの手術を受けるなどして、治療をしてもらうといいでしょう。ワキガの症状によって、病院でどんな治療をするかか違ってきます。軽度のワキガなら、手術をしなくても、臭いを減らしたり、制汗効果のある塗り薬を出してもらえます。脇の下にあるアポクリン汗腺や、皮脂腺に電流を通して細胞を壊し、ワキガの原因になる汗をかけないようにするという方法も、広く知られています。ワキガの原因物質は、アポクリン腺から分泌される、脂肪分を含む汗です。そのため、アポクリン汗腺が多いほど、ワキガが重度になります。塗り薬程度で症状が緩和されない場合は、メスを用いる手術をして、アポクリン汗腺を取り除いてしまいます。ワキガの治療に専門的に開発された医療器具を用いて行われるので、安心して治療を受けることが可能となっています。エステや美容クリニックのネックは、手術費用がどうしても高額になってしまいがちなところですが、最近は保険が使える手術もふえ、コストが引き下げられています。保険を使わずに治療をする時は数十万くらい、保険を使って左右両方のワキガ治療するなら数万円程度で受けることが可能です。
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